大谷 恐るべし長打率.958 叩きつけても打球速いから抜ける

[ 2017年3月26日 05:30 ]

オープン戦   日本ハム6―4ヤクルト ( 2017年3月25日    札幌ドーム )

<日・ヤ>5回2死、右翼線二塁打を放つ大谷
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 叩きつけた打球でもスピードが速いから抜ける。日本ハム・大谷は、5回に一塁線を破る二塁打。これで8安打中、長打が7本(本塁打4、二塁打3)となり、長打率は・958。昨季12球団トップはDeNA・筒香の・680だったが、打席数は少ないとはいえ、驚異の数字だ。

 「強く(バットを)振れているし、四球も多く取れている」と自己分析。昨年10月に痛めた右足首は完治していないが、患部に負担が少ない打撃は好調を維持。23日の巨人戦(東京ドーム)でも並の打者なら左翼フェンスを越えない打球角度でライナーの一発を突き刺した。投球練習再開のメドは立っていないが、3番打者として頼もしい限りだ。

 この日は7回無死一塁で二ゴロ併殺に倒れた際も、首脳陣から厳しく禁止されている全力疾走は行わなかった。栗山監督は「走りたくなる場面で走らなかった。それが一番良かった」と褒め、大谷も「できる限りは走りたい。できる範囲の中でやります」と話した。

 何よりも避けたいのは痛みの再発で、投球、走塁を全力で行うのはまだまだ先。まずは打撃でチームを勝利へと導く。 (山田 忠範)

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2017年3月26日のニュース