智弁学園　打線沈黙…連覇夢散「そんなに甘くない」

第８９回選抜高校野球大会第６日・２回戦   智弁学園１―５盛岡大付 （ 2017年3月25日    甲子園 ）

＜智弁学園・盛岡大付＞８回無死一塁、智弁学園・田渕を二ゴロに仕留めベースカバーに入り併殺を奪う三浦瑞
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　選抜連覇の夢は２回戦でついえた。智弁学園（奈良）はエース右腕の松本が６回２死から連続二塁打で先制を許し、７、８回にも追加点を奪われた。

　「粘り強く投げ切れなかった。ここぞというところで甘くなった」。右鵞足（がそく）炎の影響で膝に痛みがあり、練習試合解禁後は２試合で７イニングを投げただけ。思うような調整ができず、熊本工を完封した１回戦に続く快投はならなかった。

　打線も盛岡大付の左腕・三浦瑞を攻略できず、８回まで２安打。９回に併殺崩れで完封を逃れるのがやっとだった。１回戦で本塁打した４番・太田は３三振を含む４打数無安打に「力を全く出せなかった。悔しいという気持ちしかない」と落胆。小坂将商監督は「（連覇は）そんなに甘くない。目指してきたのはチームワークの野球。それが形になっていない」と４季連続出場の懸かる夏へ切り替えた。