ロッテ12勝1敗!快進撃で25年ぶりオープン戦勝率1位確定

[ 2017年3月24日 05:30 ]

オープン戦   ロッテ13―4DeNA ( 2017年3月23日    横浜 )

<D・ロ>オープン戦、無敵の進撃を続けるロッテナイン
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 ロッテは23日、DeNAとのオープン戦で打線が15安打13得点と爆発して大勝。これで12勝1敗3分けとなり、2試合を残して92年以来のオープン戦勝率1位が確定した。新外国人のマット・ダフィー内野手(28)がトップタイの4号ソロを放ち、単独トップの15打点目。途中出場の選手も結果を残すなど、チーム内競争の激化が好調の要因となっている。

 まだオープン戦。それでも25年ぶりのことなのだから、うれしさもこみ上げたのだろう。勝率は驚異の・923。勝率1位確定に、伊東監督はまずは「別に…」と素っ気なかった。しかし「負けるよりは勝つ方がいい。公式戦だったらいいけどね」と付け加えると、最後には「勝率1位?そうなの?」と笑った。

 この日も先発の西野が6回3失点と試合をつくると、打線は4本塁打を含む13得点。先陣を切ったのは、ダフィーだ。0―1の2回、石田から左中間へ4号ソロを放ち「高めに来たので自分のスイングをしようと思った。しっかり捉えることができた」とうなずいた。本塁打、打点でトップを走る新助っ人は、試合前にはロッカールームのテレビで母国・米国のWBC決勝戦を観戦し「今年は勝たないといけない使命があった中での優勝。本当にうれしい」と感慨に浸った。知人も多いそうで、アストロズのブレグマンとは大会前にメールもした仲。優勝決定の直後、横浜の空に描いたアーチが祝砲となった。

 若手も負けていない。指揮官が「競争しているので無駄な試合はない」と好調の要因に挙げたように、「チーム内競争」を選手たちが体現している。鈴木の二塁コンバートにより争ってきた遊撃は、中村が1号2ランを含む2安打3打点で開幕スタメンを手中に収めた。レギュラー定着を目指し、井上は右越え2点二塁打、伊志嶺も中越え2ランを含む2安打3打点と、いずれも途中出場ながら存在感を示した。

 「危機感を持って、しがみつこうという気持ちを感じるし、必死さが試合に出ている」と満足げだった伊東監督。迫る開幕へ、着々と準備を進めている。(町田 利衣)

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2017年3月24日のニュース