作新学院 夏春連覇へ貫禄の9点爆勝発進 元ロッテ小林監督の帝京五勝利飾れず

[ 2017年3月23日 16:24 ]

<帝京五・作新学院>4回表1死一塁、作新学院・中島は中越えに適時二塁打を放つ
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 第89回選抜高校野球大会第4日は23日、甲子園球場で1回戦の3試合が行われ、第3試合では5年ぶり10回目出場で夏春連覇を目指す作新学院(栃木)と48年ぶり2回目出場の帝京五(愛媛)が対戦。作新学院が初回にいきなり3連打で3点を挙げるなど王者の貫禄を見せて9―1で圧勝し、2回戦進出を決めた。帝京五を率いた、85年センバツ準優勝投手で元ロッテの小林昭則監督(49)は甲子園初陣で勝利を手にすることはできなかった。

 作新学院は初回、2死走者なしから四球を足場に2死一塁とし、4番・中島が右中間突破の三塁打を放って先制。5番・相原の中前適時打で1点を加えると、6番・加藤の左中間二塁打でさらに1点を加え、結局3連続長短打で3点を先行した。

 3回には2死一、三塁から8番・大久保の遊撃への強襲安打で1点、さらに9番・大関も右前適時打を放ちリードを5点に広げ、4回には1死一塁から中島、相原の連続二塁打で2点。6回には3四死球をもらって暴投で1点、7回にも1死満塁から押し出し四球で1点と着実に加点して大勝した。

 帝京五は3点を追う2回、2安打などで1死一、三塁と好機を築いたが、7番・堀内が初球のスクイズを空振りして三塁走者が憤死。その後続いた2死二塁で堀内は中前へ抜けそうな痛烈な当たりを放ったが、これを作新学院二塁手・添田のダイビングキャッチで阻止され無得点。5点を追う3回には先頭・川本が右前打で出塁したが送りバント失敗で走者を二塁へ進めることができず、8点を追う6回には2安打と死球で2死満塁としたが、4番・篠崎が左翼フライに終わった。

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