侍ジャパンまた準決勝で涙…米国に1点差惜敗、世界一奪回ならず

[ 2017年3月22日 13:21 ]

WBC準決勝   日本1―2米国 ( 2017年3月21日    ドジャースタジアム )

WBC準決勝で米国に敗れ、ベンチで肩を落とす日本ナイン (AP)
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 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝トーナメント準決勝が21日(日本時間22日)、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、侍ジャパンは米国に1―2で惜敗。4、8回に守備のミスから失点し、打線はわずか4安打に終わった。1次ラウンドから6連勝で勝ち上がってきた日本だったが、2013年の前回大会に続いて2大会連続で準決勝で敗退し、悲願の世界一奪回はならなかった。

 先発・菅野は安定感抜群の投球で米国打線を3回まで1安打に封じていたが、4回に二塁・菊池の失策と四球で2死一、二塁のピンチを招くと、6番マカチェン(パイレーツ)に左前適時打を打たれて先制点を献上。しかし、その後は切り替えて6回3安打1失点にまとめ、中継ぎ陣につないだ。

 5回までわずか2安打に封じられていた日本は、0―1の6回1死、菊池が4回の守備のミスを帳消しにするソロ本塁打を右越えへ放って試合を振り出しに。しかし8回、2番手・千賀(ソフトバンク)が内野ゴロの間に今大会初失点で勝ち越しを許す。1死からクロフォード(ジャイアンツ)、キンズラー(タイガース)に連打を浴びて二、三塁とすると、A・ジョーンズ(オリオールズ)の三ゴロの間に1点を奪われた。千賀は内角球で詰まらせたが、三塁・松田が緩いゴロを本塁に送球できなかった。

 日本はその裏、内川の右前打から2死一、二塁の好機を築いたが、4番筒香が凡退。9回も中田からの打順で無得点に終わり、2大会ぶり3度目の決勝進出を逃した。

 決勝は22日午後6時(日本時間23日午前10時)から行われ、米国は前回準優勝のプエルトリコ(F組1位)と対戦する。

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