大谷 二刀流ルースの“雪辱”を 22日沢村栄治生誕100年記念試合

[ 2017年3月22日 05:30 ]

三重県伊勢市内で沢村栄治氏の墓参りをした日本ハム・栗山監督
Photo By スポニチ

 83年の時を越えて伝説の速球王を打つ。日本ハム・大谷も「沢村栄治生誕100年記念試合」へ意気込んだ。

 「それこそ本の中の人物。賞(沢村賞)もありますし、これだけ語られているのは素晴らしいこと。出るなら出るで精いっぱい、頑張りたい」。沢村氏は1934年、静岡・草薙での日米野球の快投が語り草。その試合でベーブ・ルースからも三振を奪った。ルースといえばメジャーの伝説の二刀流選手。巨人ナインが背番号14をつけてプレーするだけに、現世の二刀流である大谷が打てばルースの“雪辱”を果たすことになる。

 この日、栗山監督も沢村氏の墓参りに訪れるなど普段とは違う一戦。ここまで16打数でオープン戦トップタイの3本塁打を放っている大谷が、伊勢の野球ファンの記憶に残る一発を見せる。

 ≪投手でも94勝≫「野球の神様」と呼ばれるベーブ・ルースは、1895年に米ボルティモアで生まれた。1914年からレッドソックスでプレーし、17年に24勝を挙げるなど投手として活躍。一方で翌18年には本塁打王に輝くなど投打の「二刀流」で才能を発揮した。20年にヤンキースに移籍すると、強打の野手として通算2873安打、714本塁打を記録した。投手としては94勝。34年の日米野球の静岡・草薙での試合では沢村栄治から安打を放つ一方、三振も喫した。48年に53歳で没。

続きを表示

2017年3月22日のニュース