バレ 先制2ランも実らず…オランダ前回に続き4強で涙

[ 2017年3月22日 05:30 ]

WBC準決勝   オランダ3―4プエルトリコ ( 2017年3月20日    ドジャースタジアム )

<プエルトリコ・オランダ>初回、先制2ランを放ち、雄叫びを上げるバレンティン(AP)
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 オランダは前回に続き4強で涙をのんだ。初回に先制2ランを放ったヤクルトのバレンティンは「勝つために全力を尽くしたが、あと一本が出なかった」と肩を落とした。

 3安打2打点をマークし、10回には顔面付近の投球に怒りをあらわにして投手に詰め寄るなど闘志むき出しのプレーでけん引。4本塁打、12打点はともに今大会最多で、打率も・615を記録したが、あと一歩で決勝進出は逃した。

 ヤンキースで昨季20本塁打を放ち、今大会も打率・348、1本塁打、8打点と好調のグリゴリアスが右肩痛で欠場した。初回に2つの走塁ミスが出て、3―3の延長11回1死満塁では併殺打で無得点。最後は元楽天の6番手ファンミルがサヨナラ犠飛を許した。ヘンスリー・ミューレン監督は「精神的なミスが出たのは残念」と拙攻を嘆いた。バレンティンは「オランダの子供たちに希望を与えることはできた。4年後は決勝に行けるチームになりたい」と雪辱を誓った。

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