阪神・高山 開幕予行弾!OP戦キング3号 甲子園の季節に調子グングン

[ 2017年3月18日 06:00 ]

オープン戦   阪神8―4中日 ( 2017年3月17日    ナゴヤドーム )

<中・神>8回1死一塁、高山はアラウホから右中間に2ランを放つ
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 キングだ。阪神・高山が中日戦の8回、右中間席へ豪快な2ラン。オープン戦3本塁打は、ロッテのダフィーに並んで12球団トップに立った。

 「データがない分、しっかり直球を打ち返す気持ちを持っていました」

 長身左腕・アラウホのチェンジアップを捉えた一撃。狙い球とは違った球種を、しっかりと踏み込んで捉えた。1点を追う9回1死二塁から左前打を放ち、一挙5得点を挙げての逆転勝利を演出。打率も・356に上昇させ、「打率3割、20本塁打」を目標に掲げる2年目が開幕前から着実に数字を残している。

 「前は引っ張って、飛距離を延ばそうというのが多かった。(今も)コースによってはライト線に行く時もあるけれど、基本は右中間、左中間狙い」と意識の変化を説明する。それでもキャンプでは「右打ち」を本格練習した。走者を進めるために引っ張るチーム打撃だが、「その中で(打つ)ポイントが良くなって、右への長打につながっている部分もある」と自己分析。金本監督も「しょっちゅう右打ち(の練習)をさせないとアカンね」と目を細める。

 日大三時代は日本ハム・横尾らと甲子園に春夏3度出場。2年春は準優勝、3年夏は全国制覇を達成した。19日にセンバツが開幕。甲子園の季節になれば、この男の調子も自然と上がる。

 31日の開幕広島戦(マツダ)で対戦することが濃厚なジョンソンは、アラウホと同じ長身左腕。「本当に厳しいところにはまだ攻められていないので…」と話すが、最高の予行演習になったことは間違いない。 (久林 幸平)

 ▽高山と甲子園 日大三では3度出場し、2年春は準優勝。3年春は1番打者を務め、打率.529で4強入りに貢献すると、夏には5番打者として中軸を担い、26打数13安打、打率.500、2本塁打、9打点。光星学院(青森)との決勝では3ランを放ち、10年ぶりの全国制覇の立役者となった。

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2017年3月18日のニュース