小久保采配ズバリ!「勇気を持って代打」の内川が千金勝ち越し犠飛

[ 2017年3月14日 22:58 ]

WBC2次ラウンドE組   日本8―5キューバ ( 2017年3月14日    東京D )

<日本・キューバ>8回1死一、三塁、小林(左から2人目)に代えて内川(右)を打席に送る小久保監督
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 侍ジャパン・小久保監督の采配がズバリ的中した。5―5の8回1死一、三塁。指揮官は代打・内川(ソフトバンク)を告げる。その内川が右犠飛を放って1点を勝ち越し。なお2死一塁から山田(ヤクルト)の左越え2ランも飛び出し、勝利を大きく引き寄せた。

 「迷いましたけどね、ラッキーボーイの小林に代打を出すのは。ここが勝負だと思って勇気を持って代打の切り札を出しました」

 この日の小林(巨人)は6回に同点打となる左前適時打を放つなど2安打と当たっていた。だが、ソフトバンクでは4番を打ちながら代表では代打の切り札として黙々と準備するベテランに指揮官は賭け、そして内川は見事に応えた。

 山田は初回に先頭打者弾を放っており、1試合2発の大当たり。「練習からよかったので何かあるんじゃないかと思って」1番に復帰された小久保監督の“予感”も当たった。

 「オランダ戦に続いてきょうも苦しい展開でしたけど、打線が踏ん張って逆転してくれて本当に良かった」。これで開幕から無傷の5連勝。決勝ラウンド進出にも大きく前進した。

 15日はイスラエルと対戦。「きょうのことは、もう過去のこと。あした勝ちに行きます」指揮官は力強く宣言した。

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2017年3月14日のニュース