米国“薄氷”白星発進!Aジョーンズが延長10回にサヨナラ打

[ 2017年3月12日 05:30 ]

WBC1次ラウンドC組   米国3―2コロンビア ( 2017年3月12日    米国・マイアミ )

<米港・コロンビア>10回、サヨナラ打を放ち、アレナド(12)とジャンプして喜ぶ米国のA・ジョーンズ
Photo By AP

 米国が「薄氷」の初白星だ。10日(日本時間11日)、1次ラウンド初戦のコロンビア戦は延長戦へ。10回、メジャー通算225本塁打のオリオールズの中軸A・ジョーンズがサヨナラ打を放った。主催国ながら過去3大会で決勝進出が一度もないベースボールの総本山は、歴代最強メンバーをそろえながら格下相手に苦しい船出となった。

 昨季中盤までメジャーで防御率タイトルを争った相手先発左腕キンタナの前に、6回2死まで無安打。降板後にA・ジョーンズの適時二塁打が出ると、2年連続ナ・リーグ本塁打王、打点王のアレナド(ロッキーズ)が振り逃げで一塁へ気迫のヘッドスライディングを見せ、その間に同点とした。

 自慢の救援陣が援護を待ち、A・ジョーンズが10回2死二、三塁で前DeNAのモスコーソから決着の中前打。ヒーローは「オリオールズでも特別な瞬間を味わってきた。でも国を代表して味わうこの時は格別」と喜び、「コロンビア代表に敬意を表する。彼らの国で野球がもっともっと大きな存在になっていってもらいたい」と続けた。

続きを表示

2017年3月12日のニュース