作新夏春連覇へ 宣誓パンチ 添田主将「自覚と責任」入れたい

[ 2017年3月11日 05:55 ]

第89回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会 ( 2017年3月10日    毎日新聞大阪本社オーバルホール )

<センバツ抽選会>選手宣誓のくじを引き当て、照れ笑いを浮かべる作新学院・添田主将
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 <栃木・作新学院>選手宣誓を決める抽選。全32校の主将の中から添田が手を上げた。夏春連覇の偉業を目指す大会で当たりクジ。「ひいた時は信じられなかった。関東大会の時に一度宣誓をやっていたので良かったです」と照れ笑いをこらえた。

 同校の選手宣誓は00年春、14年夏に続き3度目。添田は14年の宣誓が印象に残っているといい「作新でやってきたこと、監督が良く言っている“自覚と責任”という言葉を入れたい。この大会が良くなるために精一杯頑張りたい」と文面をイメージした。大役を射止めた主将を小針崇宏監督は「やったなあ」と出迎え、「びっくり。試合のことを考えるので精いっぱいだった。初戦の前にもう1試合あるような感じ」と笑みを浮かべた。

 キャプテントークがあった前夜、早実・清宮と同部屋で宿泊。さっそくエールを送られた。「添田君はまじめな良い子だった。素晴らしい宣誓をしてくれると確信している」。

 3月1日に行われた卒業式では昨夏優勝投手の今井(現西武)らと対面し「頑張れよ」と激励された。82年夏、83年春の池田(徳島)以来となる夏春連覇へ、チームは現在沖縄へ遠征中。今井の後を継いだエースの大関は順調で、昨秋1番に座ったプロ注目の中堅手・鈴木を3番でもテストするなど強固な上位打線の確立にも余念がない。

 初戦の相手は帝京五(愛媛)。小林昭則監督は帝京(東京)のエースとして85年春に準優勝し、元ロッテ投手の経歴が注目されるが、「敵は自分たち」と添田。宣誓をきっちり仕上げ、連覇へ弾みをつける。

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