菅野5回途中1失点の好投 世界一へ「このメンバーで長く野球を」

[ 2017年3月8日 23:19 ]

WBC1次ラウンドB組   日本4―1オーストラリア ( 2017年3月8日    東京ドーム )

<日本・オーストラリア>先発の菅野
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 まるで勝利の瞬間のようだった。1―1の5回、侍ジャパンの先発・菅野(巨人)は1死一、二塁の場面で投球数が65球を超えたために降板。代わった岡田(中日)は制球に苦しみ、カンディラスに四球を与えて満塁に。続くベレスフォードにもボールが先行する苦しい投球ながら二ゴロ併殺で無失点。菅野はチームメートとともにベンチを飛び出し、岡田を出迎えた。

 2次ラウンド進出への鍵を握る重要な一戦で4回1/3を4安打1失点と好投。「いつもと違う雰囲気で緊張もあったけど、最低限の役割は果たせたと思う」と菅野。0―0の2回2死から7番デサンミゲルに右越えソロ本塁打を浴びたことは「反省しないといけない」としつつ「それ以降は自分なりの投球ができた」と胸を張った。

 その頑張り打線も終盤に奮起。7回に中田のソロで勝ち越し、8回には筒香の2ランでダメ押して2連勝を飾った。「本当に心強いチームメートばかり。もっともっと長くこのメンバーで野球をやりたい」。菅野は2次ラウンド、さらに先の決勝ラウンドへと向けられていた。

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