【WBC対戦チーム分析 韓国】秋信守ら不在 前評判は“史上最弱”も…

[ 2017年3月6日 08:30 ]

WBC対戦チーム分析=韓国

 悲願の初優勝を狙う韓国には強力な大砲がそろった。10年にロッテで日本一に貢献した金泰均はまだまだ健在で、昨季韓国で打率・365、23本塁打、136打点を記録。さらに打率・376、144打点で2冠の崔炯宇、元ソフトバンクの李大浩が主軸を形成する。

 投手陣も国内で実績のある選手が集まった。先発は昨季15勝の左腕・張元準を中心に、左腕・梁ヒョン種、右腕・禹奎ミンの3本柱になる見込み。唯一のメジャー組で、阪神でもプレーした呉昇桓(カージナルス)が守護神として立ちはだかる。

 09年に準優勝した強豪だが、前回13年は1次ラウンド敗退。さらに、今回は「史上最弱」と言われている。メジャー通算146本塁打を誇るレンジャーズの秋信守(チュ・シンス)が球団の意向を受けて不参加。パイレーツで昨季21本塁打のスラッガー姜正浩(カン・ジョンホ)は飲酒運転で事故を起こし、代表を外れるドタバタもあった。2月の練習試合では巨人、DeNAに連敗。それでも、その後はキューバに2連勝と上向きで、宿敵・日本とはともに勝ち進めば2次ラウンドで相まみえる。06、09年に続き、指揮を執る金寅植(キム・インシク)監督は「重圧はあるが、期待に応えられるよう全力を尽くす」と意気込み、史上最弱の評判を覆すつもりだ。

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2017年3月6日のニュース