3番・青木 4の0…侍J新打線も不安解消できず

[ 2017年3月6日 05:47 ]

侍ジャパン強化試合   日本5―3オリックス ( 2017年3月5日    京セラドーム )

<オリックス・日本>6回1死、青木は三飛に倒れる
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 最後まで打線の不安は解消できなかった。実戦5戦目で初めてクリーンアップを解体した上位打線は、つながらないまま。侍ジャパン・小久保監督の悩みは深かった。

 「今日の打線が良かったかどうか、もう一回、自分の中で考え直して(本番)ギリギリまで悩みたい」。実戦突入後貫いていた「クリーンアップ固定」の方針を変更した。坂本勇を3番から6番へ。3番に青木を据えた。「山田の状態も上がってきていたし、1番に置くことで足を絡めた攻撃ができるという中で、青木の3番がどうはまるかを試したかった」。だが初回に山田が中前打も菊池は犠打失敗の捕邪飛。終わってみれば1〜4番の安打は山田の1本のみだった。鈴木の3ラン後は7回1死まで16人連続で凡退した。不動の4番・筒香も2戦連続無安打だったが「感覚は悪くない。順調にいい準備ができた」という言葉を信じるしかない。

 「まだまだ本調子ではないが、本番でもそう点は取れない。相手よりも1点でも多くとっていくこと」。打線のかたちのないまま、小久保監督は本大会を迎える。

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2017年3月6日のニュース