ロッテ涌井 フォーク上々!4年ぶり解禁「使えそうだな」

[ 2017年3月6日 05:30 ]

オープン戦   ロッテ9―1中日 ( 2017年3月5日    ナゴヤドーム )

<中・ロ>2回を1安打無失点の涌井
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 3年連続の開幕投手を務めるロッテ・涌井が中日とのオープン戦で今季初登板。2回1安打無失点と上々の滑り出しも「今日は結果や内容よりもまず投げることを目標にやってきたので、投げられてよかった」と冷静だったが、そこには進化したエースの姿があった。

 2回。先頭の藤井から空振り三振を奪ったのが、今季4年ぶりに解禁したフォークだ。「三振を狙ったときに取れるように」という決め球で狙い通りのアウトを奪い、「使えそうだなと思う」と手応えを口にした。英二投手コーチも「昨年はなかった三振の取り方。他チームがマークする球になる」と評価した。さらに28球中、カーブが7球。2月のキャンプ中に伊東監督からアドバイスを受けたことで、緩い球を入れて打者のタイミングを外す投球を心掛けた。初めての実戦とあって「まだまだ」と精度に納得はいっていないが、2回1死からは石岡の初球に110キロのカーブを投じてストライクを奪った。

 開幕へ、残る登板は3回。「信頼してもらえるのはうれしいことですし、期待に応えたい」と、3月31日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)のマウンドを見据えた。(町田 利衣)

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2017年3月6日のニュース