進退問題が表面化…秀岳館・鍛治舎監督 ナインに「集中して」

[ 2017年3月3日 06:35 ]

普段通りに練習を見守る秀岳館・鍛治舎監督
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 第89回選抜高校野球大会(19日から12日間・甲子園)に出場する秀岳館(熊本)の鍛治舎巧監督(65)の去就問題が表面化してから一夜明けた2日、前日に「進退は自分で決めます」と語った同監督は練習前の全体ミーティングで「センバツに向かって、集中してやってほしい」とナインに呼び掛けた。

 今月末で指揮官が退任する可能性が浮上している中、主将兼4番の広部就平内野手(2年)は“続投”を熱望した。かつて鍛治舎監督が指揮を執った中学硬式野球チーム「オール枚方ボーイズ」に所属し、1、2年生時に指導を受けた広部は「(鍛治舎監督が秀岳館監督に就任した)中学3年の春に日本一になれなかったのが悔しかった。だから、鍛治舎監督のいる秀岳館に入った。また春に監督が代わるとしたらつらい。(野球に)集中して監督に日本一をプレゼントしたい」と話した。

 ソフトバンク・九鬼、DeNA・松尾の今春卒業生から寄贈されたノックマシンを使っての守備練習など、普段通りに午後から約5時間行われ練習では、指揮官は「だいぶ(バットが)振れてきたな」と目を細めていた。

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2017年3月3日のニュース