ロッテ新助っ人ダフィー 和田キラー襲名弾 デスパ抜け名乗り

[ 2017年3月3日 05:30 ]

練習試合   ロッテ1―3ソフトバンク ( 2017年3月2日    宮崎アイビー )

<ソ・ロ>2回1死、左越えソロを放ったダフィーはナインとタッチ
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 ロッテの新外国人ダフィーが「和田キラー」襲名弾を放った。2回1死で1ボール2ストライクと追い込まれながら、和田の141キロの内角直球に反応し、左翼席中段に運ぶ今季の実戦3号ソロ。チーム唯一の打点をたたき出し「失投だと思うけど、しっかりスイングできた。今季何度も対戦する投手なので打てて良かった」と話した。

 3月31日の開幕戦(ヤフオクドーム)に先発する左腕との前哨戦だっただけに、伊東監督も「名刺代わりの一発になった」とご満悦だ。昨季ロッテでチーム最多の24本塁打を放ち、今季ソフトバンク入りしたデスパイネは、和田が昨季の対戦打者別で最多となる4本塁打を許した相手だった。デスパイネの穴を埋める活躍を期待されたダフィーが、最初の打席で新キラーに名乗り出た。

 試合後、「素晴らしい投手だと分かっていた。確か3年前にマイナーで対戦したと思う」と明かした。実際に3Aで14年7月13日に対戦しており、無安打に抑えられている。ネット動画で日本投手を研究している勉強熱心な男は、和田との対戦も覚えていた。

 6回1死一塁でも中田のフォークを崩されながら左前に運び「次の打者につなぐ気持ちで安打が打てたと思う」と振り返った。4番パラデスとの間に器用な鈴木を「つなぎの5番」(伊東監督)として挟み、6番にダフィーを置く打線が固まりつつある。チームメートに教わった日本語を聞くと「ダフィーちゃんです」と顔を赤らめた28歳は「みんな笑顔で接してくれる。いい関係がつくれている」と満足そうに宮崎を後にし、名古屋遠征に向かった。(渡辺 剛太)

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