“若虎の母”が明かす新婚原口のなれ初め お互いひと目ぼれ

[ 2017年3月2日 06:15 ]

結婚を発表した阪神・原口
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 阪神・原口文仁捕手(25)が1日、結婚したことを発表した。お相手は埼玉県出身の一般女性で、今月末に保育士を退職し、4月から兵庫県内で新婚生活をスタートさせる。春季キャンプを打ち上げたばかりの強打の捕手は岡崎、梅野、坂本らとの正妻争いを愛妻パワーで制してみせる。その原口を入団時から、育成契約の期間も取材してきた“若虎の母”こと岡本育子氏が、かつて好評掲載した『小虎日記』で2人のなれ初めやプロポーズを紹介してくれました。

 2人の出会いは今から約7年前。原口選手が阪神にドラフト指名された直後のことです。地元・埼玉県寄居町で行われたイベント会場に来ていた、井上真央によく似た当時高校2年の彼女を見て「可愛いな」と一目ぼれ。自らメールアドレスを聞いたそうです。ただし先日、彼女に確認したところ「実は私も一目ぼれです。子どもたちに野球を教えている笑顔にやられちゃいました!」とのこと。

 それから7年あまり、離れ離れで過ごした日々でしたが、逆に交際してすぐ遠距離だったので慣れたという2人。会いに行ったり来たり、あとは電話です。彼女いわく「彼はマメなので朝夕、そしてお風呂に行く時も連絡をくれました(笑)」。そのおかげで、遠い距離を乗り越えたんですね。2012年に煩った腰痛など故障に苦しんだ時も、彼女にさえ弱みは見せなかったそうですが、彼女もわかっていて「励ますというより、“頑張りすぎなくて大丈夫だよ”と声をかけました」と。それが大きな支えだったと、原口選手も言います。

 つきあいも長く、その先を考える歳になり「でもお金がないと結婚はできない」と思っていた原口選手。「去年のシーズンが始まる前に、ことし活躍して絶対に結婚するって決めていました」。それを聞いた彼女は、彼の1軍での大活躍に何度も涙したと言います。公約を果たし、迎えたオフ。つきあって7年目の昨年12月3日に、指輪を贈りプロポーズしました。言葉は秘密ですが、要約すると「これからいろんなことがあると思うけど、近くで支えてください」という内容。そして1月下旬に2人で婚姻届けを提出し、春季キャンプ打ち上げを待って発表となった次第です。

 彼女は「野球をしている時と、一緒にいる時の顔は全然違いますが、どっちもカッコイイ。優しさの塊(笑)」と原口選手を評しています。正式に夫婦になってから変わった点を聞くと「保険証が、病院で『原口さん』と呼ばれて実感しました」と答える、そんな彼女の可愛らしさが原口選手も大好きなんでしょう。彼女は保育士の仕事を、年度末である3月31日まで勤めて4月に引っ越し。「笑顔の絶えない家庭を作りたい。いつか子どもとユニホームを着て、甲子園で応援する!なんて妄想しています」

 原口選手は「結婚を機に今まで以上に頑張る、というのをよく聞くんですけど、僕は今までずっと頑張ってきたので。今まで通り変わることなく頑張ります」とコメント。そのあと「これからは近くでサポートをしてもらいながら」と付け加えました。(岡本 育子)

 ◆岡本 育子(おかもと・いくこ)兵庫県加古川市出身のフリーアナウンサー。MBSラジオの野球中継で始まった阪神との関わりは30年以上。特にファームの選手との縁は深く、現在1軍で活躍する選手の鳴尾浜時代をよく知る。いつからか「若虎の母」と名付けられ、名実とも母親的存在に。スポニチ本紙には若トラ情報を寄稿していたほか、05年から13年までスポニチのウェブサイトで「岡本育子の小虎日記」を連載。14年からは「Yahoo!ニュース」で「岡本育子の新・小虎日記」を執筆している。

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