日本ハムドラ4森山「ゴジラ2世」だ フェンス直撃V二塁打

[ 2017年3月2日 08:04 ]

オープン戦   日本ハム2―0中日 ( 2017年3月1日    札幌ドーム )

<日・中>4回2死一、二塁、先制2点適時二塁打を放つ森山
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 長打力を発揮だ!日本ハムのドラフト4位ルーキーの森山恵佑外野手(22=専大)が1日、中日とのオープン戦(札幌ドーム)に「7番・右翼」でフル出場。4回2死一、二塁から、左翼フェンス直撃の決勝2点二塁打を放った。日本一連覇を目指すチームは、今季のオープン戦2試合目で初勝利をマーク。将来の4番候補は開幕1軍に向けてアピールを続ける。

 左打席から逆方向の左翼に放った打球が伸び続けた。あと2メートルで本塁打という一打は、左翼フェンス上部を直撃。二塁に達した森山はファンの歓声を一身に浴びた。

 「打った瞬間は入ると思った。札幌ドームは広いです。初めての本拠地で緊張したけど結果が出たことはよかったです」

 1メートル88で、巨人、ヤンキースで活躍した松井秀喜氏と同じ星稜出身。アマチュア時代は「ゴジラ2世」と称された。球団は将来の4番候補として期待。1月の新人合同自主トレ、2月のキャンプを経て体重も4キロ増で96キロとなった。オープン戦初出場だった2月25日の阪神戦(名護)は4打数無安打で3三振を喫したが、2試合目できっちりリベンジ。「自分のストロングポイントの長打力をアピールできてよかった」と胸を張った。

 沖縄・国頭村での2軍キャンプ中に同僚から付けられた愛称は人気アニメ「モンスターズインク」の主人公でもある「サリー」。本家と同様に優しい雰囲気を持った力持ちな22歳は、ファンからの人気も上昇中だ。新人の活躍に栗山監督も「良かった。あわや(本塁打)の長打で勝つのはいいこと」と目を細めた。

 6回はエース格の大野と対戦して二ゴロに倒れたが「いい経験になったと思う。これからも新人らしく全力でプレーしていきたいです」と前を向く。目標の開幕1軍に向け、必死に走り続ける。 (山田 忠範)

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2017年3月2日のニュース