内海 若妻に「仮想○○」指導 ブルペンで試合さながら熱投

[ 2017年2月28日 06:23 ]

ブルペンで投げ込んだ内海(右)。左は捕手・宇佐見
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 巨人・内海が「バーチャルブルペン」で、若手捕手を熱血指導した。パートナーに指名したのは2年目の宇佐見。途中までは通常の投球練習だったが、途中から試合さながらの熱投が始まった。

 「じゃあ、ベイスターズで」。打者役を立たせ、DeNA打線を想定しながら筒香やロペスらの名前を次々と挙げる。宇佐見がサインを出すと、内海が「インコース真っすぐからカット(ボール)を入れて」などと、1球ごとに配球への注文が飛んだ。広島の菊池、エルドレッド、阪神の高山や福留らもバーチャル対戦で打ち取っていった。18人目。「ラストは(ヤクルト)山田」と指定し、内角低めの直球で空振り三振を奪い144球の熱投を締めくくった。

 宇佐見とは22日は楽天戦(沖縄セルラー)でバッテリーを組んだが2回3失点で試合中に首を振る場面もあった。内海が「実戦に近い状況で、宇佐見とも意思疎通ができた」と話せば、宇佐見も「打者を想定してアドバイスをもらえたのでよかった」。小林がWBCで離脱する中、23歳の若き捕手にとっては最高の授業となった。(重光 晋太郎)

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2017年2月28日のニュース