稲葉流“世界一ダッシュ”イチと戦った09年メニュー

[ 2017年2月27日 05:43 ]

稲葉コーチ(左)、小久保監督(左から2人目)が見守る中、ダッシュする山田(23)
Photo By スポニチ

 侍ジャパンの野手陣の最終メニューとして、今回の合宿で初めて短距離ダッシュを行った。右翼ファウルゾーンに集合し、10メートル×10本、20メートル×10本。発案者の稲葉打撃コーチは「打撃練習を見ると、みんな疲れている。(体の)切れを出した方がいい」と意図を説明した。

 稲葉コーチは現役時代に09、13年の2大会に出場。強化合宿ではダッシュのメニューを取り入れ、09年にはイチローらとともに世界一に輝いている。25日のソフトバンクとの練習試合では零敗。練習前のアップは各自に任されていたが、ダッシュを取り入れる選手が少なく、全体の動きを活性化させる狙いがあった。

 「(国際大会では)運動も減ってしまうので良い練習だと思う」と坂本勇。10メートルを9本にとどめた鈴木は最後の1本を懸けて、稲葉コーチとジャンケンに。鈴木が勝ち「本数減らしに成功しました」と言って、笑いを誘った。 (柳原 直之)

続きを表示

2017年2月27日のニュース