“守備の名手”侍・菊池 打線全4安打中3安打 山田との二塁争いリード

[ 2017年2月26日 05:44 ]

2017侍ジャパンオープニングマッチ   侍ジャパン0―2ソフトバンク ( 2017年2月25日    サンマリン宮崎 )

<侍ジャパン・ソフトバンク>6回1死、中前打を放つ菊池
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 侍ジャパン・菊池の存在が、零封を喫した打線で唯一の救いだった。「2番・二塁」でスタメン出場し、チームの全4安打のうち3安打を記録。結果を残し、山田との定位置争いから一歩、抜け出した。

 初回1死、東浜のカットボールを中前打。3回、6回も鋭いライナー性の打球を中前へと運んだ。通常の打撃練習、さらに居残り特打では自ら状況を設定し、走者を進めるための右打ち、走者を還すための打撃、長打狙いと打ち分けている。

 「やってきたことが少しずつ出て、いい感じの手応えだった。実戦で中堅中心に入っていけたので、今日はよかった」。3安打は全て走者を置かない場面で、いずれもファーストストライクを捉えた。6回に出塁した際には、一塁でけん制につり出されて盗塁死したが「行けるなら行けと言われたし、今の状態でチャレンジしたいと思った」と本番を見据えたものだ。小久保監督も「今日はあいつしか目立っていなかったな」と認める。

 「トリプルスリー」の打力は魅力だが、4年連続でゴールデングラブ賞を獲得した守備としぶとい打撃も外せない。菊池の存在感は侍に欠かせない。 (桜井 克也)

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2017年2月26日のニュース