衣笠氏 鳥谷に“鉄人エール”ショートにこだわるな

[ 2017年2月24日 07:48 ]

阪神キャンプを訪れた衣笠氏
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 プロ野球記録の2215試合連続出場を誇る元広島・衣笠祥雄氏(70=野球解説者)が宜野座球場を訪れ、昨季終了時点で歴代3位の1752試合連続出場まで伸ばした阪神・鳥谷に対して報道陣を通じて“鉄人流”のエールを送った。

 「ショートへの思いは十分分かる。でも、若い世代が育ってきて長年ショートをやっていた選手が移ることはよくある」。1つのポジションに固執しない姿勢を勧め、「年をとると“いらない”と言われるこの世界で必要とされることが幸せ。記録を続けるためではなく、チームの役に立つという決断なら、そうしてもいいんじゃないか」と続けた。

 もちろん同氏が思い描いたのはコンバートがチーム全体にとって最適の選択となった時についてだ。今春の段階では首脳陣も鳥谷も遊撃一本での勝負を決めていて、北條との争いにもまだ答えは出ていない。仮に北條の成長が著しくて遊撃の定位置を譲った場合にも、鳥谷がベンチに埋もれてしまうのは惜しいという激励に聞こえた。(巻木 周平)

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2017年2月24日のニュース