オーレンドルフ 変則投球で幻惑2回3K「タイミング外すのに有効」

[ 2017年2月24日 05:30 ]

練習試合   ヤクルト3―1楽天 ( 2017年2月23日    浦添 )

<ヤ・楽>2回を完全投球だったオーレンドルフ
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 完璧に意表を突いた。ヤクルト・オーレンドルフ(レッズ)が楽天との練習試合で、初回先頭の茂木に2ストライクからクイック投法でスライダーを投じた。見逃し三振。2球目まで振りかぶっていたから、打者はタイミングを完全に外された。

 2死後、銀次にも変則投球を3つ続けた。一般的には盗塁を抑止しようとセットポジション時に用いるクイックモーションを、走者なしでも交ぜる。「アメリカでもやっていた」が「日本の方が機会が増えると思う」との見通した。理由は明確。「日本は足を上げる打者が多い。タイミングを外すのに有効」だからだ。

 初実戦で2回をパーフェクト。3奪三振で最速148キロを計測した。開幕先発陣に入ることが確実な新助っ人の変則投球ショーに、真中監督も「打者を抑えようとしていていいと思う」とうなずいた。 (川手 達矢)

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2017年2月24日のニュース