ダル26日に最速実戦登板 そのワケは…「産休」とります

[ 2017年2月22日 05:30 ]

初めて打撃練習に登板したレンジャーズのダルビッシュ
Photo By 共同

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)のオープン戦初登板が、チーム初戦となる25日(日本時間26日)のロイヤルズ戦に決定した。2・25の実戦登板はメジャー6年目で自身最速。元レスリング世界王者の聖子夫人(36)が3月に出産予定で、3、4日程度の「産休」を取るためにオープン戦登板を前倒しにした。20日(同21日)はフリー打撃に初登板。打者相手に試した新球フォークに手応えを深めた。

 ダルビッシュが早くもオープン戦に登板する。25日の登板予定は、WBCのためハイペースで調整する顔触ればかり。ペレス(ベネズエラ)、ダイソン(米国)、クラウディオ(プエルトリコ)といった具合だ。そんな中でダグ・ブロケール投手コーチは「有は赤ちゃんの誕生に合わせて、ダラスに戻るから」と、2回30球をめどに投げることを明かした。

 聖子夫人との間には、15年7月に男児が誕生。今回は2人目で、ダルビッシュは球団の了承を得て「産休」を取ることを決めた。「多分、それで3、4日抜ける。でも、練習としては普通に向こうでもやります」と、昨季チーム最多の15勝を挙げた左腕ハメルズらよりもハイペースで仕上げ、実戦に臨む。「(予定日が)開幕あたりじゃなくて、ちょっと前なので余裕はあります」と、4月3日(日本時間4日)に本拠地アーリントンでのインディアンス戦で開幕するシーズンには影響しないことも強調した。

 その言葉を裏付けるように、打者6人を相手に32球を投げたフリー打撃は上々の内容。打者は目慣らしのため計6度しかバットを振らなかったが、外野に飛んだ打球はゼロだった。新たに試しているフォークについても、ダルビッシュは「空振りもそうですけどゴロも2球取れた。低めのいいところから落ちていたので自信にはなりました」と納得顔。昨季35試合に出場した内野手アルベルトに対しては直球でバットをへし折り、フォークで空振りさせた。

 昨年、右肘手術からの復帰の過程で「一年間、ずっと家族との時間が多かったので、家族の大切さが分かった」と語ったダルビッシュ。家族とともに完全復活を遂げる。

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2017年2月22日のニュース