広島ジョンソン 新井さんもん絶させた “キレッキレ”カットで自打球…

[ 2017年2月19日 08:04 ]

シート打撃登板を前に、自転車でさっそうと球場入りするジョンソン
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 沢村賞左腕の底力だ。広島・ジョンソンが日南キャンプ第4クール3日目の18日、シート打撃に初登板。宝刀のカットボールで昨季MVPに輝く新井を“もん絶”させ、健在ぶりを見せつけた。

 「打者の近くで曲がるのが、カットボールの軌道。その通りにできたのは良かったよ」

 29球目だった。内懐への鋭い変化でバットの芯を外した。自打球を左すねに当てた新井は絶叫。左足を引きずりながらベンチに退いた。コミカルな光景に助っ人は笑いをこらえ切れなかった。

 オリックス戦を外れ、天福球場で今春初となる打者相手の投球練習。新井、小窪、松山に30球を投げ、安打性の当たりは2本に抑えた。新井への初球は力強い内角直球で空振り。小窪への30球目はナックルボールで締める余裕までみせた。

 「最後はジョークさ。長い期間が開いているので、打者との感覚をつかもうと思った。順調にきていると思う。開幕まで時間はあるので、しっかり準備していきたい」

 14勝を挙げた1年目に最優秀防御率を獲得、15勝の昨季は沢村賞を受賞した最強の助っ人左腕。3年目も期待大だ。 (江尾 卓也)

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2017年2月19日のニュース