則本 WBC仕様新球カットボール使える「全て感触良かった」

[ 2017年2月19日 05:30 ]

練習試合   楽天8―2韓国・KIA ( 2017年2月18日    金武 )

<楽天・韓国KIA>先発し3回1失点の則本
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 楽天・則本が韓国・KIA戦に先発し3回を1失点ながら、4三振を奪い、侍ジャパン合流前、最後の登板で上々の仕上がりを見せた。

 初回、無死二塁と、2回先頭打者の場面ではWBC仕様の新球カットボールを使い、空振り三振。「カットボールは全て感触が良かった」と手応えを語り、本番でも十分に使えることを証明してみせた。

 14日の韓国・ハンファ戦では制球できなかった直球も修正した。初回、2死一塁では外角いっぱいの145キロで、3回2死無走者では内角ギリギリの147キロで、いずれも見逃し三振に仕留めた。「厳しいところにウイニングショットを投げきることができた」。最速は148キロと、ハンファ戦より3キロ落ちたが、内容では上回った。

 2安打を浴びて1失点したが内野安打と詰まった中前打。「点は取られたけど痛打はされなかった」と意にも介さない。侍ジャパンでは先発、救援でのフル回転起用が予想される則本は、23日の合流後は1試合に登板し本番に向かう。「あとは微調整するだけ。問題なくやれる」。臨戦態勢は整った。 (黒野 有仁)

 ▼楽天・松井裕(1回を10球で3者凡退、1奪三振)スライダーの出来はずっと良い。チェンジアップはある程度まで来ている。球数を少なく抑えられたので良かった。

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