木田画伯 30年たっても気になるドラ1同期

[ 2017年2月18日 20:14 ]

中日の友利投手コーチ、近藤投手コーチとの思い出を振り返った木田画伯
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 日本ハム・木田優夫GM補佐(48)による「木田画伯の球界絵日記」は、今回も「キャンプバージョン」です。米アリゾナから沖縄・名護に移動しての2次キャンプ。沖縄は今や春季キャンプのメッカで、他球団のキャンプ地へ足を運ぶのも仕事の一つです。中日の北谷キャンプでは往年の高卒ドラフト1位の同期たちと再会。ルーキーだった30年前を振り返り、ドラフト1位ルーキー・堀瑞輝投手(18=広島新庄)たちの30年後に思いをはせました。

 アリゾナ州ピオリア市の現地時間で2月10日深夜に、フェニックス空港をチャーター機で出発して、日本時間の12日朝8時に那覇空港に到着しました。チームは翌13日から名護での2次キャンプに入っていて、アリゾナに続いて名護でも天候に恵まれて順調にスケジュールを消化しています。

 このキャンプ中、チームと一緒にいて練習や試合を見ることも僕の仕事の一つですが、それ以外に他球団にあいさつに行ったり、視察することも仕事です。15日は中日ドラゴンズがキャンプしている北谷市に行ってきました。昨年の監督代行から今年、正式に新監督に就任された森繁和監督にあいさつするのが一番の目的でしたが、ドラゴンズの友利投手コーチと近藤投手コーチに会うのも楽しみでした。2人は僕と同じ学年で、近藤コーチは甲子園で活躍してドラフトの目玉として話題となり、ドラゴンズにドラフト1位で入団。友利コーチは沖縄・興南高校から当時の大洋ホエールズ(現DeNA)にやはりドラフト1位で入団しました。実は、この2人と僕と当時の阪急ブレーブス(現オリックス)に入団して現在は千葉ロッテマリーンズのスコアラーをしている高木晃次の4人が、この年の高卒ドラフト1位で、30年以上たった今でも気になってしまう存在です。

 今年、ファイターズにドラフト1位で入団した堀がライオンズの今井投手、イーグルスの藤平投手、スワローズの寺島投手をどういうふうに意識しているのか、または意識していないのか分かりませんが、僕らがそうであったように、いろいろなところで比較されることがあると思います。そういうことを含めて彼らの30年後がどうなっているのか楽しみです。 (日本ハムGM補佐)

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2017年2月18日のニュース