現役最年長42歳中日・岩瀬 打者4人3K 友利コーチ「別人」

[ 2017年2月18日 06:30 ]

シート打撃に登板し、好投した岩瀬
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 新球が実戦形式でベールを脱いだ。現役最年長42歳の中日・岩瀬が17日、沖縄・北谷キャンプで今年初のシート打撃に登板。習得間もない2種類の変化球で、打者4人から3つの三振を奪った。

 「変化球はイメージ通り、描いた通りにいく球もあった。空振りを取れたのは収穫」

 まずお披露目したのは、今オフから取り組んだカット系のスライダー。先頭の大島に対しフルカウントから投じると、あっさりとバットは空を切った。

 それだけではない。昨シーズンの前に習得した、ツーシーム系の変化球も冴え渡った。打者の手元でわずかに沈む軌道で、その名も「ナンバリング29」。フルカウントからの外角球で空振り三振に終わった藤井は「頭になかった。いい高さにくれば振るんじゃないですかね」と脱帽した。平田には左翼線二塁打を許したが、続く堂上もカウント2―2から同じボールで空振り三振。友利投手コーチは「ここ2、3年で間違いなく一番いい。別人」と絶賛した。

 通算402セーブも、昨季は屈辱の0セーブ。進退をかけて臨む今季、新たな武器を手にした円熟左腕が巻き返す。 (水口 隆博)

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2017年2月18日のニュース