悩める阪神ドラ1大山 実戦4試合12の0…快音遠く

[ 2017年2月17日 05:51 ]

練習試合   阪神9―0韓国・サムスン ( 2017年2月16日    宜野座 )

<阪神・韓国サムスン>4回無死、遊ゴロに倒れた大山(左)と金本監督
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 快音が遠い。阪神ドラフト1位・大山(白鴎大)は「8番・三塁」で先発出場したが4打数無安打に終わり、キャンプ中の実戦4試合で計12打数無安打とトンネルから抜け出せなかった。

 初回、4安打を集めて5得点しなおも1死三塁と最高の流れで迎えた第1打席は力のない右飛。遊ゴロ、三ゴロと凡退して巡ってきた7回の第4打席も見逃し三振に終わり、12安打と活発だった打線の中で“蚊帳の外”となった。

 プロの厳しさを味わっている中でも本人は前を向く。「当てに行くような打撃をしたら、キャンプをしている意味がない。しっかりスイングしてヒットが出てきてくれたら一番いい」。試合後はメイングラウンドで特打を敢行し、金本監督から密着指導を受けた。

 指揮官は「まだまだ、アマチュアという目で見てあげないと。でも、雰囲気はあるよ。ステップも、タイミングの取り方とか。スピードが付いてきたら、打つと思う」と壁を突き破る苦闘を長い目で見守るつもりだ。

 「疲れている中で自分のスイングができるか。当てに行くことは絶対にしたくない」。信念をぶらすことなく、フルスイングを続ける。

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2017年2月17日のニュース