広島・野村 開幕投手へ快投29球 侍トリオ相手に安打性2本

[ 2017年2月17日 05:30 ]

シート打撃に登板し、貫録の投球を見せた野村
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 開幕投手に名乗りを上げている広島・野村が日南キャンプ第4クール初日の16日、シート打撃に初登板。侍ジャパンの田中、菊池、鈴木を相手にチェンジアップ以外の変化球を交えて29球を投げ安打性の当たり2本。初の大役に向け、アピールに成功した。

 「対打者に、ブルペン通り投げられるかがテーマ。直球は腕が振れるようになったし、狙った付近にも行き、空振りも取れた。まずまず順調に来ていると思う」

 カウント1―1からの想定。直球、カットボールで田中から空振り三振を奪うと、続く菊池もファウル後のスライダーで空振り三振に仕留めた。四球ゼロで4つの空振りと3つの見逃しストライクに制球の妙が表れた。

 もちろん課題もある。「体重移動がうまくいかなかったし、変化球には逆球もあった。精度を上げていきたい」。冷静に足もとを見つめるが「去年の今ごろと比べると、いいボールと悪いボールのバラつきが少ない」と話す表情には自信がみなぎる。ジョンソンとの開幕投手争いについて、緒方監督は「その意識はいい。対外試合が入ってきた中で、どういう姿を見せてくれるか。そこでしょ」と期待を寄せた。

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2017年2月17日のニュース