クリス・セール ユニホーム切り裂き事件を語る「過ちから学んだ」

[ 2017年2月16日 16:37 ]

クリス・セール投手(AP)
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 メジャーを代表する左腕投手のクリス・セール(27)はこのオフにホワイトソックスからレッドソックスに移籍。セールの加入でレッドソックスは強力な先発ローテーションが形成されることになった。

 昨季はリーグ最多の22勝をマークしたポーセロ、メジャー2年目の2009年から8年連続で2桁勝利を挙げているプライス。この左右の両輪にセールが加わるのだ。昨季のレッドソックスは地区優勝を果たしながらも、プレーオフではインディアンスに敗退。今季はこの先発陣を擁し、4年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙う。

 2015年にはリーグ最多の274奪三振、オールスター戦には12年から5年連続で選出されているセール。こうした実績がありながらも、これまでプレーオフでのマウンドは一度も踏んでいない。しかし、今季はユニホームも変わり、フラストレーションをためることなくシーズンを送ることができそうだ。自身初のプレーオフ登板も夢ではない。

 ユニホームとフラストレーション。昨季のセールはホワイトソックスの復刻ユニホーム着用を拒否し、怒り任せにそのユニホームを切り刻む暴挙に出てしまったことがあった。メジャーリーグ公式サイトは15日にセールのインタビュー記事を掲載。本人はその件を成長の糧としているようだ。以下のように語っている。

 「完ぺきな人間なんていない。誰だって過ちは犯すものさ。言いたいことは人生は学びの連続だということ。自分には6歳と2歳の息子がいる。2人にはこう言うんだ。“過ちは誰でも犯すもの。過ちから学ぶことが重要なんだ”とね。過ちから何かを学ぶことができれば、人間として成長できる。同じような過ちを繰り返しているようではダメだよね」。

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