内川「怒られた」WBC見据え“超積極打法”で松坂から二塁打

[ 2017年2月15日 08:23 ]

シート打撃で、松坂から左翼線二塁打を放つソフトバンク・内川
Photo By 共同

 ソフトバンク・内川がWBCを見据えた「超積極打法」で左翼線二塁打を放った。シート打撃で打席に入ると松坂の初球カーブを捉え、「反応できたのは良かった」と快音を響かせた。

 WBCでは初対戦の投手が多い。侍ジャパンのスタッフがデータ収集するとはいえ、そこに頼りきるわけにもいかない。3大会連続出場となる内川はその経験も踏まえて「データも見るが、実際に打席からは(投球を)見ることはできない」と話した。対応策として選んだのが「分からない投手に対しては超積極的に打っていかないといけない」という好球必打のスタイルだ。

 侍ジャパンではDH起用が濃厚ながら、小久保監督は代打の切り札として起用する可能性も示唆している。打席数が限られる代打は、より積極性を求められる。この日は松坂を相手にそれを実践した。

 シート打撃で、もう少し球数を多く投げる意図があった松坂から「ウッチー(内川)が初球のカーブ打っちゃうから」とツッコミを入れられた。内川は「怒られた」と頭をかいてみせたものの「ボールと自分の距離が取れている」と表情には充実感がにじんでいた。

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2017年2月15日のニュース