藤浪 DeNA戦中継ぎ登板へ 侍首脳陣が視察予定

[ 2017年2月13日 05:30 ]

WBC球を手に笑顔を見せる藤浪
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 阪神で侍ジャパンに唯一、選出されている藤浪が、今季初の対外試合となる13日のDeNA戦(宜野座)へ、静かに意気込んだ。

 「(対外試合では)しっかり試せること、学ぶこと、確認することがあると思うので」

 日の丸を背負う身としての責任を白球に込める。本番での中継ぎ起用を想定して2番手で2イニングを投げる予定。侍ジャパン・小久保監督、権藤投手コーチが視察する中での登板となることには「とくにそこは考えていない」と、過剰な意識は口にせず、結果で指揮官に安心感を与えるつもりだ。

 1月から捕手を座らせてのブルペン投球を開始するなど、プロ入り最速の調整ペースで肩を作り、並行して滑りやすいとされるWBC球への対応にも時間を割いてきた。今春初実戦となった8日の紅白戦(宜野座)では2番手で登板し、直球の最速が154キロを計測するなど、2回無失点。上々の試運転で、好調ぶりをアピールした。

 「そこ(バランス重視)は基本になってくる。バランス良く投げることがスタート。そこから何ができるか」

 12日は個別練習の時間帯にブルペンに姿を見せて、投球フォームを入念に確認しながら軽めの投球練習を行い最終調整を終えた。DeNA相手に快投を披露し、大舞台へ向けさらに弾みをつける。 (遠藤 礼)

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