東京ガス笹川 プロ入りへ初陣飾る スポニチ大会組み合わせ決定

[ 2017年2月9日 05:30 ]

スポニチ大会に向けて闘志を燃やす東京ガスの笹川(右)と木村
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 社会人野球の第72回JABA東京スポニチ大会(3月11日開幕、神宮など)の組み合わせが8日、決まった。昨年の都市対抗を制したトヨタ自動車、同4強の東京ガスなど強豪16チームが参加。東京ガスは東洋大の主砲として昨秋の東都大学リーグで首位打者を獲得した笹川晃平外野手(22)、昨秋の同リーグで日大を優勝に導いた木村光彦投手(22)が、社会人デビュー戦へ準備を進めている。

 笹川は目標のプロ入りに向け、入部即アピールを狙う。「1年目からレギュラーになりたいという気持ちはある。どれだけ通用するか楽しみ」と言葉に力を込めた。

 東洋大ではプロ入りを懸けて臨んだ4年春のリーグ戦で打率・209、1本塁打、5打点と低迷。社会人入りを決意した秋は94年秋の青学大・井口(現ロッテ)以来の3冠こそ逃したが、打率(・417)、本塁打(3)の2冠を獲得。「ここぞで力を出せなかった」と大学時代を振り返り、「プロで即戦力としてやれるように社会人で2年間、勝負をかけたい」と話す。

 戦国・東都で日大を優勝に導いた右腕・木村は、昨秋ドラフト1位でオリックス入りした山岡の抜けた穴を埋める存在として期待される。持ち味は制球力で「自分の良さを出していきたい」と意気込み十分だ。2人にとって、日本ハム・大谷や広島・鈴木ら、プロで活躍する同学年の存在は刺激剤。大谷と高校日本代表でともにプレーしている笹川は「ライバル意識を持っている。94年(生まれ)世代として社会人から仲間入りしたい」と話した。 (東尾 洋樹)

 ≪他地区からは8チーム参加≫今大会から出場16チームの内訳は主催の関東地区連盟から8チーム、他地区連盟から8チームとなった。従来は関東10、他地区6。全国から強豪が集い、関東地区連盟の森二郎専務理事は「よりエキサイティングな大会になる」と話した。4ブロックに分かれて総当たりの予選リーグを実施し各組1位を決定。この4チームにも予選成績に応じた順位が付き、決勝トーナメントを争う。優勝チームは日本選手権の出場権を獲得する。

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2017年2月9日のニュース