“糸井節”絶好調 小学生に「100点」の爆笑珍回答

[ 2017年2月6日 05:35 ]

野球教室で少年からの質問に「プロテインです」と答えて笑いを誘う糸井(右から7人目)
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 右膝関節炎の影響で別調整を続ける阪神の糸井は快調な回復具合を感じ取り、新天地で迎えた第1クールを明るい表情で振り返った。「充実していました」。報道陣から求められた自己採点も「100点、100点」と笑顔でうなずいた。

 言葉通り順調なステップアップを刻んだ5日間になった。ティー打撃のスイング数だけを見ても明らかだ。初日に「125」、2日目に「182」、3日目に「204」、4日目に「253」と刻み、クール最終日は最多を更新する「265」を数えた。最後20球は立ち上がった状態で強振。量でも質でも一切の後退を感じさせず、日を追うごとに状態を上げてきた。むしろ金本監督が「焦らせてはいけない」とペースダウンをうながすほどだ。

 体調が良好なら、口調も絶好調だ。キャンプ最初の日曜日。午後に開かれたメイン球場での少年野球教室にも参加し、地元の小学生と交流した。質問コーナーで少年から「糸井さんのように体を大きくするためには?」と質問された際には真剣なまなざしで「おいしいものをたくさん食べて」と答えた後、「…プロテインです」と続けた。会場を爆笑させた珍回答!?も“糸井節”の一つ。好調を示す一つのバロメーターかもしれない。

 専属でトレーニングに付き添う本屋敷トレーナーも「100点ですね」と同じ採点で振り返り、「やりたい気持ちをコントロールしてくれた。焦らず、状態を見ながらじっくりやります。少しずつ地面の上に立っての練習メニューをやっていく。監督も焦らずにと言っているし、じっくりやる」と強調した。ダッシュなど強度を上げたメニュー解禁には慎重で、糸井も第2クールへ向けて「まだまだ全然。僕には何もできないので」と話すにとどめた。1月31日の時点で本人は本隊合流のメドを「2月中旬」に設定。土台作りに専念する日々は、もうしばらく続きそうだ。 (久林 幸平)

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2017年2月6日のニュース