阪神・糸井 新超人!まだ足速くなる 自信は?「まあまああるよ」

[ 2017年2月5日 08:08 ]

バランスボールを使い、腹筋を鍛える糸井
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 阪神・糸井が「新超人」になるヒントを得た。右膝関節炎の影響で4日も完全別メニューだったが、オリックス時代にも指導を受け、今キャンプで臨時講師を務める陸上男子200メートルハードルのアジア記録保持者・秋本真吾氏(34)からパフォーマンス全体が向上するという新たなトレーニング法を伝授された。

 「(足が速くなる自信は)まあまああるよ。(走り方は)パーフェクトやから変える必要がない。(秋本氏には)オリックスの時に1回見てもらったので基本的には一緒。違うトレーニングも教えてもらった。腸腰筋(のトレーニング)とか」

 昨季は自己最多の53盗塁を決め、史上最年長での盗塁王獲得。球界屈指の走力を誇るが、まだ伸びしろが隠されていた。それが糸井の口から出てきた「腸腰筋」なるもの。腰椎、骨盤と大腿骨を結ぶ筋肉群の総称で上半身と下半身の筋肉の連動をスムーズにする役割がある。秋本氏は「体の中心にある分で鍛えにくいけど、強化できれば、走るだけでなく、スイングや投げる動作も間違いなく強くなる。足の上げ下げを強くすることができるし、回転数も上がる」と効果の大きさを説明した。糸井のさらなる脚力アップの可能性を聞いた金本監督も「うそ〜。あれ以上、まだ速くなるのか。速くなってくれたら良いけど」と笑った。

 糸井は宜野座ドーム内で強化に取り組んだが終始、苦悶(くもん)の表情。「すんなりこなすと思ったけど、意外にヒーヒー言っていた」と秋本氏も苦笑いを浮かべた。ティー打撃では最多253スイングでキャッチボールも50メートルに達した。「(ケガによる走力ダウンの)不安はある。今は走っていないし。少しずつやっていきたいけど、制限されているし」。今は我慢の時。ケガの功名と笑える日が必ず来るはず。「新超人」がどんな力を発揮するのか、楽しみで仕方ない。 (久林 幸平)

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2017年2月5日のニュース