侍追加招集のソフトB武田に大谷から謝罪メール「悔しいだろうなと思う」

[ 2017年2月5日 05:30 ]

侍ジャパンの小久保監督(左)にあいさつする武田
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 吉報は練習前に届いた。ソフトバンク・武田は4日、宮崎キャンプを訪れた小久保監督から直接「一緒にやろう」と伝えられた。1月24日のメンバー発表で一度は「落選」したが、故障者が出た場合、予備登録メンバーの中では「1番手」と伝えられていたこともあり、気持ちは切らさなかった。

 「小久保監督からは“先発の一員として”と言われた。期待に応えないといけないし、全力でやりたい」

 この日朝、大谷から謝罪メールが届いた。武田は「シーズンにしっかり合わせたらいいよ」と返信。「彼は真面目な人間。悔しいだろうなと思う。そういうことも考えて頑張らないと」。後輩の大谷の分までとの思いは強い。WBC球でのキャッチボールも再開した。

 小久保監督になって以降、通算5度の先発はチーム最多。指揮官も「国際大会の経験。あとはひょうひょうと投げる。大舞台でも緊張しすぎることなく普段通りマウンドに上がってくれる」と信頼を口にし、1次ラウンド第3戦の中国戦の先発が濃厚だ。大きく割れるカーブは、国際舞台では大きな武器。「全力でチームの勝利に貢献したい」。背番号30を背負うラストサムライは、ただの代役では終わらない。(福浦 健太郎)

 ▼ソフトバンク・工藤監督(武田の侍ジャパン追加招集に)全面協力は変わらない。小久保監督を男にする強い気持ちを持ってやってほしい。

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2017年2月5日のニュース