則本 WBC開幕キューバ戦先発決定的 大谷の穴「みんなでカバー」

[ 2017年2月5日 05:30 ]

ベースランニングをする則本(左)は前を走る西宮(中央)と釜田を追いかけ回す
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 楽天の則本昂大投手(26)がWBC開幕戦となる3月7日のキューバ戦(東京ドーム)に先発することが4日、決定的となった。

 大谷の代役としてソフトバンク・武田の追加招集が決定したことで、ローテーション構想も固まった。小久保監督はこの日、ローテーションを選手に伝えているかを問われ「はい、そうですね」と即答。続けて「公表することはないですが、もう少ししたら(もっと)はっきり伝えようと思う。集合した時点では十分伝えることができる」と語った。

 開幕投手に内定していた大谷が抜けたローテーションをどう組むか。8日の第2戦、オーストラリア戦(同)の先発を予定していた菅野を前倒しする選択肢もあったが、小久保監督は2日に巨人キャンプを視察した際に「大きなプレッシャーをかけたくはないけど、彼が軸。彼にもそういう自覚はありますし、彼が中心で回っていく」と話した。仮にキューバに敗れた場合、第2戦は絶対に落とせない試合となるだけに、菅野の登板日は変えず、開幕戦は、菅野同様に信頼の厚い則本を起用することで大幅な組み替えを避ける形となる。

 則本は、14年11月15日の日米野球で、WBC公式球と同じMLB公式球で大リーグ選抜相手に5回を無安打無失点の快投を演じるなど、対応に不安はない。久米島キャンプでは既に2度ブルペン入り。前日は「よく曲がるので必要」と、WBC用のシンカーも2球投じるなど、調整は順調だ。大谷が抜けたが「みんなでカバーして世界一を獲りたい」という右腕が侍ジャパンの先陣を切る。

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2017年2月5日のニュース