張本氏、大谷に走り込み不足指摘「心配したことが起きた」

[ 2017年2月5日 09:01 ]

2015年のキャンプで握手する大谷と張本氏
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 野球評論家の張本勲氏(76)が5日、TBS系の情報番組「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に生出演。右足首痛のため3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)不参加が決まった日本ハムの日本ハムの大谷翔平投手(22)について「走り込み不足」と指摘し、「必ず練習不足になりますから。(二刀流で)両方やるというのは難しい。心配したことが起きましたね」とコメントした。

 大谷の話題になると「だから心配したことが起きたでしょ」と険しい表情で切り出した張本氏。「前から言っているでしょ、私が。ケガが心配だと。両方やると、片一方やっても心配なのに、両方やったら…。結果的に言ったら走り込み不足ですよ。必ず練習不足になりますから。片一方でね、バッターで、倒れるまで振り込んでも打てないんだから。それを両方やるのは難しいよ」と続け、二刀流による練習不足が故障につながったことを示唆した。そして「走り込み不足だから、心配したことが起きましたね…大事に至らなきゃいいけどね」と大谷を心配した。

 張本氏は大谷の二刀流に反対の立場をとっており、プロ入りした13年から「あれだけの素材。絶対に投手に専念すべき」と投手専念を勧めてきた。それでも昨季日本一に輝いた後は「非常に良かった」と打撃を評価し、「あれだけの素質で10勝は物足りない。17、18勝して今年の打撃なら、“大あっぱれ”ですよ」とさらなる高みを求めていた。

 一方、ゲストで出演した元楽天監督の田尾安志氏(63)は「バッターとしても見たかった」と大谷の欠場を惜しみながらも、「プラス思考で。大谷がいなくても強いです」と小久保裕紀監督(45)率いる侍ジャパンの実力に太鼓判。大谷不在を心配する司会の関口宏(73)に「喝!」を出し、「(侍ジャパンの)一番の敵はプレッシャー。日本みんなが応援してくれるんですけど、それがプレッシャーになる。大谷がいない、大丈夫かなと思ってくれたほうが(選手は)ラク」と持論を述べた。

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2017年2月5日のニュース