昨年12月巨人移籍、柿沢が狙う新天地ブレーク“最激戦区”二塁獲りだ

[ 2017年2月5日 10:00 ]

巨人宮崎キャンプでフリー打撃をこなす柿沢
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 新天地でブレークなるか――。昨年12月、楽天から巨人にトレード移籍した柿沢貴裕内野手(22)が宮崎での春季キャンプで奮闘している。

 連日、岡本や重信ら若手とともに居残り練習で汗を流し「やっとチームメートにも慣れてきました。雰囲気はすごいけど、やりやすい環境です」と笑みを浮かべた。

 今年5年目を迎えるが、実は春季キャンプを1軍でスタートするのはプロ入り初めて。12年ドラフト6位で楽天に入団も、14年オフに育成選手となった。昨夏、支配下登録を勝ち取ったが、1軍出場は一度も果たしていない。春季キャンプも毎年、2軍スタートだった。

 そんな中、移籍先で初めて経験する1軍キャンプ。しかも巨人の1軍には阿部や坂本ら有名選手が勢揃いする。「スターの集まり。そこで野球ができているのはすごい」と自分でも驚きを隠せないという。東京・葛飾区出身で幼少期は「東京ドームによく見に行ってました」という巨人ファン。高橋監督や二岡打撃コーチら現在、指導を受ける首脳陣に憧れていた。

 柿沢が守る二塁はクルーズや片岡に加え、本職が外野の立岡や重信も挑戦するなど“最激戦区”だが、裏を返せばレギュラーは誰にも確約されていないポジション。チャンスは十分にある。昨季、イースタンではリーグ2位の打率・286をマークした。「守備の精度を上げるのも大事だが、まずは打撃でアピールしたい」と虎視眈々とレギュラーの座を狙っている。(記者コラム・徳原 麗奈)

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2017年2月5日のニュース