松坂 スリムになって異例の打撃投手 工藤監督「去年と全然違う」

[ 2017年2月4日 06:30 ]

打撃投手を務める松坂
Photo By スポニチ

 辛酸をなめた昨年までとは、ひと味違う。右肩手術からの復活を目指すソフトバンクの松坂が今キャンプでチーム一番乗りとなる打撃投手を務めた。B組(2、3軍)で延べ打者13人に63球を投げ、安打性の打球は3。「今の自分の状態がどうなのか確認できて良かった」と一息ついた。

 36歳のベテランとしては異例の早さの登板だが、自ら志願。大勢の報道陣や観客が見つめる中で直球にカーブを織り交ぜ、3三振も奪った。「打者に投げた中で新たな発見というか気づいたところがあった」。その前後に入ったブルペンを含めると161球の熱投だ。

 昨オフに参加したプエルトリコのウインターリーグから代名詞だったワインドアップ投法を捨て、ノーワインドアップに取り組んでいる。糖質制限など食事にも気を配り、昨秋から体重が9キロ減少。見守った工藤監督は「下半身の使い方が良くなった。去年と全然違う」と絶賛した。メジャーから国内復帰後2年間で1軍登板は昨年の1試合のみ。3年契約の最終年に懸ける思いは強く、ハイペース調整を続ける。21日の第5クールからA組(1軍)に合流予定で、松坂は「いい状態で早くフォームを固められたら」と意欲的に話した。

続きを表示

この記事のフォト

2017年2月4日のニュース