バレ 世界一奪取宣言 前回4強より「打者はいい選手そろった」

[ 2017年1月29日 07:40 ]

引き締まった体で来日したバレンティン
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 最強メンバーで侍ジャパンの前に立ちはだかる!ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(32)が28日、成田空港着の航空機で来日。オランダ代表として出場するWBCでの世界一奪取を宣言した。

 上下ともアルマーニのジャージーというカジュアルな格好。米国のダラス空港で搭乗予定の便に乗り遅れるハプニングもあり、第一声は日本語で「メッチャ、ツカレタ!」。お騒がせぶりは相変わらずだが、体は引き締まっていた。オフには「ウエートに重点を置いた」とケガをしない体づくりに専念。昨季も31本塁打を記録しているが、技術面でも「ビデオを見直したらフォロースルーが小さく窮屈になっていた」と内側から出るようにバットの軌道を修正したという。来日7年目シーズンに準備は万端だ。

 WBCに話題が及ぶと「今年のオランダは前回(ベスト4)より強い。特に打者はいい選手がそろった」とにやり。代表にはボガーツ(レッドソックス)、スクープ(オリオールズ)、グレゴリアス(ヤンキース)と昨季メジャー20本塁打以上の強打者が3人そろう。順当なら2次ラウンドで侍ジャパンと対戦するが「今回は頂点に立つ自信がある。そこを目指してやる」とその先を見据える。

 日本ハム・大谷、巨人・菅野ら日本の投手陣の情報についても「対策はあるが、チームに勢いがあれば大丈夫。細かいデータはいらない」とばっさり。2月はヤクルトの沖縄・浦添春季キャンプにフル参加予定で、その後オランダ代表に合流する。今年は単年契約だが、「契約してもらったのだから1年間ケガなくやりたい」と発言も余裕たっぷりだった。 (君島 圭介)

 ▼オランダ代表の顔ぶれ 前回の13年大会に20歳で出場したレッドソックスのボガーツはメジャーを代表する若手の一人だ。15年は自己最高の打率・320、昨季は3番に座り、自己最多の21本塁打をマークした。同じく前回に続く出場のオリオールズのスクープは昨季全162試合に出場し、25本塁打。グレゴリアスはヤンキースで「ジーターの後継者」と期待され、昨季20本塁打を放った。ゴールドグラブ賞2度の守備力を誇る遊撃手シモンズ、ユーティリティー選手のプロファーら大リーグの主力クラスが並ぶ。

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2017年1月29日のニュース