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斎藤佑「もう後がない」甲子園Vフォーム取り戻せ!地獄の体幹トレ

スプリントコードトレーニングでケビン山崎氏(左)に引っ張られながら投球練習をする斎藤
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 日本ハムの斎藤佑樹投手(28)が26日、東京都内のジム「トータル・ワークアウト」で自主トレを公開した。06年夏に全国制覇を果たした早実時代のダイナミックなフォームへの「再生」を目指す、地道なトレーニングを披露。27日にはセンバツ高校野球の出場校が決まり、清宮幸太郎内野手(2年)を擁する母校は選出が確実視される。甲子園のヒーローだった、あの輝きを取り戻す。

 幻影を追い求め、試行錯誤を繰り返していた斎藤は、もういない。明るい表情からは充実ぶりがうかがえた。復活のためならどんな努力もする。プロ7年目。言葉からは背水の覚悟がにじんだ。

 「球団、ファンの方々に恩返しがしたい。そのためには結果が必要。去年は1勝もできていないけど、キャリアハイを目指す(自己最多は1年目、11年の6勝)。もう後がないと思ってやる」

 昨年11月、同ジムを主宰するケビン山崎氏(65)とトレーナー契約。目標を「早実3年から早大1年までのフォームに戻すこと」に設定した。夏の甲子園で歴代2位の大会78奪三振を記録して優勝し、東京六大学リーグで春秋続けて優勝投手になったあの頃――。

 腰が低く沈み、上半身が弓のようにしなるダイナミックなフォームで、当時は投げていた。大学2年以降は左股関節、右肩など故障が重なり、プロ入り後もごまかしながら投球を続けたことで、良さが失われた。山崎氏の分析で再確認した斎藤は一念発起。年末年始も時間が許す限り、古傷の股関節や肩甲骨の柔軟性を高め、体重移動をスムーズにするトレーニングを繰り返した。

 効果も感じている。今月前半のグアム自主トレで1日80〜100球を投げ込み、肩の仕上がりは上々。帰国後に千葉・鎌ケ谷の2軍施設で球速を測ると「145キロ」が出た。近年の直球の平均球速は130キロ台。15年6月16日の阪神戦(甲子園)でプロ最速タイの147キロを出したが、そのフォームを継続することができなかった。この日はマウンドと同じ傾斜を使いネットスローも実施。「指にかかっている感触があるし、(下半身が粘り)投球の“間”みたいなものも少し出てきた」と手応えを語る。

 6年間で通算14勝。球団に背番号18の返上を申し出た。どんな番号も背負うつもりだったが、球団から「輝きを取り戻せ」とのメッセージを込めた早実時代の「1」を提示され、恩返しを誓う。キャンプは1軍のアリゾナでスタート。再生間近の「しなり投法」で必死にアピールする。

 背番号1で駒大苫小牧の田中(現ヤンキース)と投げ合い、決勝引き分け再試合の末に頂点を極めたのは、もう11年前。斎藤の復活をファンは待っている。(山田 忠範)

 ≪ケビン山崎氏と地獄の体幹トレ≫

 ▽スーパートレッドミル・トレーニング(さまざまな速度や傾斜に設定して走る)投球時に股関節にしっかり力を乗せるため、腹筋を支点にし、足を引き上げる腸腰筋、着地後に足を後ろに蹴り出す力を生むグルート筋を最大限使えるようにする。

 ▽バーサプーリー(負荷を引っ張り、引っ張り返される運動を反復)(1)軸の矯正と、(2)出力したパワーを受け取り、受け取った力を別のパワーに変換する能力を向上させる、という2つの目的がある。これにより球速と球威の向上を目指す。

 ▽ケトルベル(やかん形のダンベルを使用したトレーニング)肩に支点をつくり全身の使い方、筋力、安定力を向上させる。投球動作の複雑な動きに合わせ、常に肩や肩甲骨を正しい位置に固定して体を動かし、フォームの再現性を高める。

 ▽スプリントコード(下半身に負荷を掛け、投球に必要な筋肉への意識を高める)体が前につんのめらないよう、地面が足の裏を押す力を利用して左の股関節付近で効果的に力を制御する。この動きの確実性が高まると球速、球威が向上する。

[ 2017年1月27日 05:30 ]

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