正義のストレート絶賛 元G入来コーチ「上原よりいい」

[ 2017年1月22日 05:45 ]

自主トレ初ブルペンで24球を投げた田中正義
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 やはり大物だ。ソフトバンクのドラフト1位・田中(創価大)が21日、タマスタ筑後の室内練習場で行われている新人合同自主トレで初めてブルペン入り。5球団の1位入札を集めたその右腕が、ベールを脱いだ。

 セットポジションで捕手を立たせて13球、捕手が座ってさらに11球を投じた。カーブ、フォーク、カットボールといった変化球も交えたが、驚きと絶賛の声を集めたのはやはり、アマチュア時代に最速156キロを計測したストレート。入来3軍投手コーチは「七、八分(の力)と言っていたが、体感的には速く見える。打者は捉えたと思っても差し込まれる感じのボール」と評し、「真っすぐは上原よりいいと思う」と言葉を続けた。

 上原――。大卒1年目の99年に20勝を挙げてタイトルを総なめにし、4月に42歳になる今季もカブスで投げる、あの上原だ。入来コーチにとっては自分より2年後に巨人入りした同じドラフト1位投手。その才能を間近に見ていただけに、言葉に説得力がある。球を受けた飯田ブルペン捕手も「サファテ以来の衝撃を受けました」と、その球威を2年連続で最多セーブのタイトルを獲った自軍の守護神に例えた。

 「思ったよりいい感じでした。140キロ台中盤ぐらいは出たかな」と田中。春季キャンプは主力中心のA組でスタートする予定で「そのつもりでやっていたので特に(感想は)ない。ここからが大事」と冷静だった。

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2017年1月22日のニュース