歴史的V逸も…ソフトB 工藤監督に19年まで長期政権託すワケ

[ 2017年1月21日 05:30 ]

3年契約を結んだ工藤監督
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 ソフトバンクは20日、工藤公康監督(53)と新たに2019年までの3年契約に合意したと発表した。当初は15年の就任から3年契約を結んでおり、今季は最終年だった。

 1年目に日本一を達成。昨季は最大11・5ゲーム差を日本ハムに逆転される歴史的V逸を喫したが、球団側は進退は問わず、未来へ目を向けて異例の時期に5年の長期政権を託すことを決めた。「育成やコンディション管理に卓越した知識を持っている。V奪回だけでなく、中長期的な強化をしていただきたい」と三笠杉彦球団統括本部副本部長。昨季は千賀12勝、東浜9勝と鍛えた若手が頭角を現し始め、2位でも年間83勝を挙げた。

 この日、ヤフオクドームで監督・コーチ会議に出席した工藤監督は「重く受け止めています。5年、10年先も日本一のピッチングスタッフだと言われるようなチームをつくりたい」と抱負を述べた。昨秋のドラフトでは5球団競合した田中(創価大)を獲得し、15年も3球団が入札した高橋を自ら引き当てた。「僕らの評価は勝ってなんぼ」。金の卵を成長させながら、腰を落ち着けて最強の軍団を築き上げる。

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2017年1月21日のニュース