由伸巨人 打率、得点、防御率3つクリアでセ界一になる!

[ 2017年1月17日 05:33 ]

スタッフミーティングを終え笑顔で引き上げる高橋監督
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 巨人は16日、都内ホテルでスタッフミーティングを開き、高橋監督は3年ぶりのリーグ優勝へ向け、(1)チーム打率・260(2)1試合4得点以上(3)チーム防御率2点台――、という高いハードルを設定した。

 「全ての数字で(昨年を)上回りたい。数字が良くなれば勝てる確率は上がる」

 まずは攻撃面だ。昨季のチーム打率・251はリーグ3位。1試合平均3・63得点は優勝した広島(4・78)に大きな差をつけられた。ミーティング中には4得点以上の試合を75試合、バント成功率8割など、具体的な目標も掲げられた。江藤打撃コーチは「得点をさらに上積みできるように」と、マギーや陽岱鋼(ヨウダイカン)らの補強で打線に厚みが増すことで「4点打線」の形成を目指す。

 投手陣には防御率2点台を求めた。昨季チーム防御率はリーグ3位の3・45で、村田ヘッドコーチは「2・99を目標にやっていく。夢ではない数字」。2年ぶりの2点台へ3失点以内の試合を90試合とした。昨年、リーグワーストとなる38度の逆転負けを喫しただけに、キャンプから救援陣の整備にも力を入れる。

 老川祥一オーナーからは「勝ちながら育てる」という難題も出された。3年目の岡本ら若手の起用について、高橋監督は「主力が頑張れば若い子や新しい戦力を使える環境になると思う。勝つ中で育てながら常勝チームをつくっていく」と決意を口にした。

 4点以上取って、3点以内に抑える。あえて高い目標を設定した2年目の指揮官は「勝つこと、日本一になることしか考えていない」と力強かった。 (川島 毅洋)

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2017年1月17日のニュース