山田 キャンプ全体練習後に公式球使ってWBCタイム

[ 2017年1月15日 05:30 ]

室内で打撃練習をする山田
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 WBCに出場する侍ジャパンのヤクルト・山田が愛媛県松山市内で行っている自主トレを公開。3月の大会へ向け、2月のキャンプでは全体練習後に「WBCタイム」を設け、WBC公式球に適応するための特別練習を行うことを明かした。

 「全体ではNPBのボールでやらないといけない。キャンプ中、個人練習でやっていく」。キャンプではNPB公式球を使うため、自分だけ滑りやすく、重いと言われるWBC球を使って、周囲に迷惑を掛けるわけにはいかない。そこで目をつけたのが、全体練習後の自主練習だった。

 例年、全体練習は午後3時前後に終了。そこから首脳陣と相談し、自主練習が始まる。昨年は守備練習に時間を割く日が多かった山田は「三木(ヘッド)コーチに相談しながら(WBCに向けた)時間をつくりたい」。WBC球を使ったキャッチボールに始まり、打撃練習やノックを受ける。

 自主トレは「やることをやって。みっちりと数をこなしたい」と体づくりが主眼。WBC球も「今はキャッチボールだけでいい」とわずか2球だけ持参した。この日もアップに始まり、キャッチボールにノック、筋力トレーニング、そして打撃練習と厳しく自分を追い込んだ。

 昨秋の強化試合では不慣れな三塁守備の影響もあって打率・077と精彩を欠いたが、今回は本職の二塁に専念できる。世界各国の剛腕投手に対応するため、握る部分にテーピングを施し、グリップ力を増した「WBC仕様バット」も用意済みだ。「まずはWBCで世界一。シーズンはチームの優勝、個人的には(メジャーでも初の)3年連続トリプルスリーを達成できるようにしたい」。3つの目標達成へ、2月は「特練」に取り組む。 (川手 達矢)

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2017年1月15日のニュース