元NFL選手ティーボー 野球で苦戦続くも「自分の決断に満足している」

[ 2017年1月13日 15:53 ]

ティム・ティーボー(AP)
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 元NFLのQBで、現在はメッツ傘下のルーキーリーグに所属するティム・ティーボー外野手(29)が10日、米国のスポーツ専門局ESPNの番組に出演し、フットボールを諦めて野球を選んだ理由について語った。

 大学時代はスターQBとして全米の注目を浴びたティーボー。NFLでも変わらぬ活躍を期待されたが、わずか3年でフィールドから姿を消すことになった。その後は解説者を務めていたが、昨年8月に高校でプレーしていた野球への転向を表明。メジャー各球団のスカウトを集めてトライアウトを実施した結果、メッツがマイナー契約で獲得するに至った。

 しかし、高校レベルのパフォーマンスがプロで通用するほど甘くはない。アリゾナ秋季リーグでは19試合に出場して62打数12安打2打点、打率1割9分4厘。長打は二塁打が3本のみで、本塁打はなかった。メッツはすでにティーボーを今春のメジャーキャンプに招待しないことを決定。目標のメジャーリーガーには程遠い状況だ。それでも、本人は自身の決断に満足しているという。番組で次のように語った。

 「自分はやりたいと思うことをしたかった。楽しくもあり、挑戦でもあることをね。野球への転向がまさにそうだった。それがバットを手にしようと思った理由かな。やりたいと思う内容は人それぞれ違う。他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きるんだ。ポジションを変えてフットボールを続けることもできるだろうけれど、安定を得るのはなく、努力を続けたい。それが人生というものだよ」。

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2017年1月13日のニュース