広島・菊池 日本人初の右打者200安打狙う「2年連続で結果を」

[ 2017年1月13日 05:30 ]

自主トレでロングティーを行う菊池
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 広島・菊池涼介内野手(26)が12日、静岡市の清水庵原(いはら)球場で自主トレーニングを公開し、2年連続の最多安打に意欲を示した。

 181安打を放った昨季は初の打撃タイトルを獲得し、攻守で25年ぶりのリーグ優勝に貢献。2連覇と日本一を誓う今季に向け、「安打の確実性を上げたい」と言葉に力を込めた。

 昨季まで守備目標は掲げても、打撃には関心を示さなかった。「2年連続で結果を残せていない」。現実を打破し、より上のレベルを目指す向上心が、意気込みとなって口を突いた格好だ。

 「昨季は、走者を進める打球が抜けてくれたので最多安打が獲れた。ラッキーな面がある。ボクの中ではまだまだ」

 昨季は右打ちを初めて試みる中で高い数字を維持した。目指すは200安打。達成した過去6人の中で右打者はラミレス(07年=ヤクルト)、マートン(10年=阪神)のみで、菊池が達成すれば日本人で初の快挙だ。

 「やって当たり前という評価になるので、プレッシャーはある。苦しいシーズンにもなると思うけど、去年は新しい自分に出会えた。今年は新しい世界を見たい」

 14年に188安打を打った実績があるだけに、決して不可能な数字ではない。 (江尾 卓也)

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2017年1月13日のニュース